安部の大学時代#4「じゃがーという漢 その2」

安部の大学時代#4「じゃがーという漢 その2」

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みなさん、ご機嫌よう。

オジギソウの花ってかわいいですよね、安部です。

 

 

 

さて、今週も引き続き僕の友人であるじゃがーのお話を。

 

 

 

 

 

 

 

時が経つのは早いもので、気づけばもう5月。

 

 

 

この1ヶ月はというと、

 

トランプをきっかけにものすごく仲良くなった6人で、

 

じゃがーファミリー(通称じゃがファ)なるものを結成し、

 

一緒にご飯作って食べたり、みんなで川(正確には川川)の字で寝たりと

 

家族のような付き合いをしていた。←自己紹介の失敗からよくぞここまで盛り返した。

 

 

 

そんなほのぼのとした時間を過ごしていた僕だが、

 

5月に入ってから体調を大きく崩していた。

 

どうやら宿舎病?なる咳が無限に止まらないという病気に罹ったようだ。

 

宿舎でゲホゲホしながら悶えていた僕にじゃがーから一通のメールが届いた。

 

 

 

―ちょっと家に来いよ。

 

 

 

ついに…きたか…

 

恐れていた…いや、目を瞑っていたと言った方がいいかもしれない…

 

やはり…じゃがーはそういう人だったんだ…

 

病気で弱った僕から…カツアゲしよう…そういうことなんだ…

 

 

 

僕はなけなしの千円札をポッケに突っこみ、溢れる涙を堪えながらじゃがーの家へと向かった。

 

 

 

ピーンポーン

 

ガチャッ

 

 

 

じゃ「おう、たいすけ。よく来たな。まぁあがれよ。」

 

安「お…おう…お邪魔しまーす…」

 

 

 

この家には何回も泊っている。

 

楽しかった想い出が走馬灯のように流れる。

 

 

 

じゃ「その辺に座ってちょっと待ってて。」

 

安「うす…(どんなタイミングで切り出されるんだろう…)」

 

 

 

覚悟を決めて待つこと数分…

 

 

 

じゃ「ほらよ。」

 

安「………え?」

 

じゃ「どうせ何も食べてないんだろ?」

 

 

 

そこにはじゃがーお手製の卵がゆがあった。

 

 

 

 

 

 

 

僕は泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

じゃ「いや、泣くほどのことでもないだろw」

 

安「いや嬉しくてさ…(疑って本当にすまん…)」

 

じゃ「病気のときはこれを食べると元気出るんだよ。冷めないうちに食えよ。」

 

安「ありがとう…いただきます…(パクッ)」

 

 

 

僕は涙でふやけて見えたその卵がゆを食べた。

 

じゃがーの言う通りほとんど何も食べてなかった僕は一心不乱に食べた。

 

 

 

安「じゃがーって見た目怖い(ちょっと言い訳、そして失礼。)のに優しいよなぁ。昔からそうだったん?」

 

じゃ「昔…か…」

 

安「(え?なにこの間…)そういや、じゃがの昔の話ってあんまり聞いたことなかったよね?」

 

じゃ「たいすけなら話してもいいか…」

 

安「(なんかものすごい地雷臭がするんですけど…)どゆこと?」

 

じゃ「俺…実はな…」

 

 

 

 

 

 

 

じゃ「昔、暴走族のヘッドやってたんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

安「えーーーーーーー!!!!!!!(と同時にやっぱりーーーーーーー!!!!!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

曰く、学校の窓ガラスは1枚もない…(すぐに割られるので学校側が諦めたそう)

 

曰く、教卓の上半分が鋭利な刃物で切り取られていた…(どうゆう状況?)

 

曰く、学校内をバイクが走っていた…(よく死人が出なかったな)

 

とんでもない中学校だったらしい。

 

そんな中学校で絶対王者として君臨していたじゃがーが暴走族に入っていても不思議ではない。

 

それでいて学校の成績もトップという一番厄介なタイプのインテリ系不良だったらしい。

 

それを見かねた当時の熱血教師が暴走族の元まで行って足を洗わせ、

 

さらには高校で更生するようにと園芸部に強制的に入部させたとのことだった。←結果、大成功でしたね!

 

 

 

安「漫画以外でそんな設定初めて聞いたわ。」

 

じゃ「まぁ誇れるようなもんでもないし、特に誰かに言うこともないと思ってたんだけどな。」

 

安「いやぁ初めて会ったときからそんな雰囲気は感じてはいたけどもw」

 

じゃ「目つきだけは誤魔化せないw」

 

安「色々話してくれてありがとう。あとこれお礼と言っては何ですが…」

 

 

 

そう言ってくしゃくしゃの千円札をポッケから取り出す。

 

 

 

じゃ「友達からそんなもん貰うわけないだろ?体調悪くなったらまた作ってやるから食べに来いよ。」

 

 

 

 

 

また泣いた。

 

 

 

 

 

安「今度何かで絶対お返しするわ!本当にありがとう!」

 

 

 

そう言って僕は帰路につく。

 

帰り道、ふと思う。

 

おれ…

 

 

 

 

 

いろいろと最低じゃね?

 

 

 

 

 

 

 

はい!ということでじゃがーの過去が明らかになりましたが、

いやぁ想像の遥か上をいく生い立ちでしたね。

人は見かけによることもあるみたいです。笑

来週は誰の話にしようかなぁ…

 

それではまた来週お会いしましょう!

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