やさしさに包まれたなら

やさしさに包まれたなら

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久々に友人とランチを食べに行きました。

 

友人の希望で、焼き肉ランチ。

カルビ・ロース・ハラミのミックスランチをしっかり平らげました。

 

 

その後、友人のリクエストで、冷麺追加。

2人で1つかと思いきや、

 

友「すいませ~ん。追加、冷麺2つで

 

 

 

1人1つずつ、しっかり平らげました。

食欲の冬ですね、どーもまりなです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この前ふとジブリがみたくなり、

深夜に「魔女の宅急便」をみてしまいました。

 

 

魔女宅をしっかりみるなんて、もうかれこれ十数年ぶり。

 

なんでこんなに観ない時期が長かったのかというと、

魔女宅ファンの方には、本当に本当に申し訳ないのですが、

 

子どもの頃に観た魔女宅に、そんなに良い印象がないというか、

魔女宅の面白さが理解できなかったというか、、、

 

 

 

なんでそんなトンボに冷たいの?

なんでそんな怒ってんの?

なんでそんな落ち込んでんの?

え、なんでなんで?

 

わー、飛んだー、はっぴー、おわったー

それにしても、

 

ユーミン、ほんまええなぁー

 

くらいで。

 

 

幼いわたしは、

キキに共感することがまったくできなかったんだと思います。

 

 

 

 

 

で、29歳の私は、十数年ぶりに観たわけですが、

 

 

 

 

 

 

 

終始涙。

 

 

 

 

(以下、ネタバレ含みます!)

 

 

 

最初は、キキが旅立つシーンで、キキ母にもらい泣き。

でもそんなの、ただの前菜に過ぎませんでした。

 

 

 

基本、常に逆境なんですよ。

 

 

ワクワク、ウキウキ、ルンルンでやってきた憧れの街。海の見える都会。

しかしその期待とは裏腹に、人々は皆よそよそしく、キキの心を疎外感が襲う。

つらいっつらいよぉぉぉぉぉ

 

泣く。

 

 

 

不慣れなことの連続で、失敗を繰り返すキキ。

一生懸命頑張っているのに、すべてが思うようにいかぬ日々。

 

更には、魔法の力までも…

 

つらいっつらいっつらいよぉぉぉぉぉぉぉぉ

 

 

 

ジジの言葉もわからなくなり、

箒で飛ぶことすらできなくなり、

母からもらった大事な箒さえも、飛ぶ練習中に折ってしまう…

 

 

「魔法がなくなったら、私、何の取り柄もなくなっちゃう」

 

 

キキィィィィィィィィィィィィィィ

 

 

号泣。

 

 

 

つらい、つらいよなキキ。

しんどいな、キキ。

 

キラキラと輝く憧れた生活から、突如、どんよりと暗い現実を突きつけられるキキに、

私は深く共感していたのでした。

 

 

 

思えば、前回魔女宅を観てからの十数年の間に、

私はいくつかの挫折を経験したんですよね。

 

だからこんなにも、共感してしまったのかなあなんて思ったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、魔女宅ってこんな暗いの?

て思われた方、

 

大丈夫です!まだ終わりません。

 

 

 

 

 

常に逆境に立たされるキキですが、

そんなキキを救うのは、周りの人々のやさしさなんです。

 

 

 

パン屋のおソノさん。

森に住む絵描き、ウルスラ。

ニシンのパイのおばあちゃん。

 

みんなの温かいやさしさ、

それがキキ(と私)の心に、本当に染みるんですよ。

 

 

もう誕生日聞くくだりなんか、

泣いちゃうんだから。

 

 

 

 

うれしい、うれしいよねキキ。

泣いちゃうよね、キキ。

 

どんよりとした現実の暗闇に、ポカポカと温かい光が差し込んで

ちょっとずつちょっとずつ、希望を見出すキキにもまた、

私は深く共感していたのでした。

 

 

 

 

思えば、自分が挫折したときに、

どん底からすくい上げてくれたのも、

友人、家族、周りにいる大切な人たちのやさしさだったなあ。

 

だからこんなにも、共感してしまったのかなあなんて思ったり。

 

 

 

 

 

 

 

十数年前は1ミリも理解できなかったのに・・・

不思議ですよね。

 

 

 

 

何かを経験することで

 

自分が誰かに共感することができるのであれば、

誰かの気持ちに寄り添えるようになるのであれば、

 

ものすごく苦しくてつらくて、しんどかった挫折も、

経験した意味はあったんじゃないかな

 

 

そしてそのつらい時期に、

誰かのやさしさに救われた経験があるならば、

他の誰かにもおんなじように、

やさしくできるんじゃないのかな

 

そんな風に思えた、

十数年ぶりの魔女宅でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事をすることで徐々に人に認められ、

自分の居場所を自分の力で切り開いていくキキ。

 

本当に強く、逞しく、かっこいい彼女に

涙腺崩壊なんですが、

 

最終的に彼女が、

そんな自分に出会えたのは、

 

周りのやさしさに包まれたからなんだねぇ~

 

 

 

そうしみじみする頃に、

エンディングで流れるユーミンの

「やさしさに包まれたなら」

 

 

 

やっぱ、

ユーミン、ほんまええなぁー

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんちゃん

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