過去に戻れるとして。

過去に戻れるとして。

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みなさん、ご機嫌よう。

お久しぶりの安部です。

 

 

 

「あのとき、ああしていれば…」

誰しも1回や2回、人によっては100回くらい思ったことがあるであろうこのフレーズ。

もし本当に過去に戻れるとしたら…

 

今日はそんなお話をしていこうかと思います。

 

 

 

みなさんは過去に戻ってやり直したいことがありますか?

 

僕は過去に戻れるなら、部活の引退をかけたフリースロー(詳しくは前編中編後編)を、何ならその前のプレーからやり直しますかね。

20年近く経った今でも同期で集まるとイジられますからね。

 

でも一方で、もし仮にフリースローを打たない展開になっていて無難に勝てたとして、その後の人生は順風満帆だったのかとも考えるわけです。

まぁイジられることはなくなるとしても、人生で最も緊張したと言えるあの経験がなくなった代償はきっと大きいんだろうなと。

例えば大学受験当日、僕はこんな緊張はあのときのフリースローに比べたら大したことないわと思って落ち着けました。

もしかするとフリースローを打ってない世界線の僕は受験で盛大にやらかしていて、このブログのやり直したいことに大学受験と書いてるかもしれません。

 

いやいやそんなのは些細なことだから、もっと大事なことだったら人生変わるよと言う人がいるかもしれませんね。

でも、もし仮にその大事な選択をやり直せたとして、その後の人生で1度も選択を違えずに進めると言い切れるのでしょうか。

間違えたら過去に戻って、また間違えたから過去に戻って…そんな不毛なイタチごっこが続きそうですよね。

だとすると、過去をやり直す方法は実は過去に戻ることではないんじゃないかなと思えてくるのです。

 

 

 

人生は言わずもがな選択の連続だ。

 

無数の選択の先は無限の可能性へと発散しているのか、それとも1つの運命に収束しているのか。

選択のその先は見えず、振り返れば無数にあったはずの選択肢はすべて消え失せ、たった1本の道だけがいまに続いている。

 

常に最適な選択をし続けることもできなければ、その時点における過去の選択が他の選択よりも良かったのかどうかも分からない。

なぜなら、すべての選択を試しながら生きることは不可能だからだ。

 

どの地点に戻ろうとも、どれだけやり直そうとも、その事実だけは変わらない。

 

であれば、やるべきことは過去に戻ってやり直すことではない。

 

やるべきは過去の選択を恨み、妬み、悔いるのではなく、いまの不幸は決して過去の過ちのせいではないと自覚すること。

もっと言えば、過去の選択を良かったものと思えるよう、いまに満足できるよう、自分なりに努めて生きること。

 

 

 

これ以外にないんだろうなぁとガンダムを観ながら思う今日この頃でした。

それではまた来月お会いしましょう!

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