みなさん、ご機嫌よう。
ご無沙汰しております、安部です。
今までサボりにサボってきたHPの更新を現在進行形で進めておりまして、
その関係でブログの掲載場所も変わっております。
みなさんたどり着けますかね?笑
さて、そんなこんなで今週のブログを書いていこうと思うわけですが、
ここ最近、理念やらなんやらについて考えているので今日はちょっと真面目な話をしたいと思います。
人はみな不自由の檻に閉じ込められているんだと思う。
あれがしたい、これがしたい。
でも、できない。
お前はこんなもんだ、自分はこんなもんだ。
誰も知らないはずの限界を突きつけられる。
欲だったり、他者からの評価だったり、自己肯定感だったり…
そんな檻の中にいる僕の隣である人はこう言った。
「この檻の中にいれば外敵も襲って来ないし安心だね!」
たしかに檻の中には外敵もいないし、生活に困ることもない。
檻に近づきさえしなければ、外の世界を覗こうとさえしなければ、
そこには(仮初めの)自由が広がっている。
そんな風に納得して、今日も僕は不自由の檻の中で生きていく。
でもある日僕は、ふとどうしようもなく気になって檻に近づいてみた。
すると、また別の人が檻の外から近づいてきて僕にこう言った。
「なんでそんなところで立ち止まっているの?」
「檻の中にいれば安全だからって言われたんだ。」
「檻?…そうか。でも君ならもうこっちに来ても十分生きていけると思うけどな。」
「そうなの?」
「うん。こっちには今まで見たことも聞いたこともないような楽しいことがたくさんあるよ。さぁこっちに来てごらんよ。」
「そっちに行ってみたい…でも檻からどう出ればいいか分からないんだ。」
「目を閉じて、ゆっくり歩き出してごらん。」
「え?でもそんなことしたら檻にぶつかっちゃうよ?痛いのはやだよ。」
「大丈夫。おじさんが見守っていてあげるから。勇気を出して一歩を踏み出してみるんだ。」
「…うーん、分かった。やってみる。」
そして僕は目をつむり、ゆっくりと一歩を踏み出してみる。
「そうそう。その調子だよ。ゆっくりでいいから一歩ずつ進んでいこう。」
本当に大丈夫なのだろうか…目を閉じてるからいつ檻にぶつかるか分からない…
それでも僕は勇気を振り絞ってさらに一歩、さらに一歩と少しずつ歩を進めていく。
「さぁ、目を開けてごらん。」
「…え?もういいの?」
そっと目を開けると、そこには見たことも聞いたこともないような世界が広がっていた。
僕は檻から出られたの…?
後ろを振り返ってみる。
そこに檻は無く、そして何もない荒野が広がっていた。
「おじさん、檻はどこにいっちゃったの?」
「それはね…
もともと檻なんてなかったんだよ。」
「…え?どうゆうこと?」
「檻があるって思い込んでいたからそう見えていたんだ。実際にはそんな檻なんてどこにもなかったんだよ。」
「でも前に声をかけてきたおじさんは檻の中にいれば安心だって教えてくれたんだよ?」
「そうだね。きっとそのおじさんにも檻が見えていて、本気でそう信じていたんだと思うよ。」
「じゃあ、あのおじさんはまだ見えない檻の中にいるんだね…でも僕はこうして出られた、本当の自由をつかんだんだ!」
「…うん、そうだね。今は自由だ。」
「今は?」
「そう、今は。たしかに不自由の檻から飛び出した今は自由だと感じるのも無理はない。でもね、ここからずーっとずーっと先には…また檻があるかもしれない。」
「そうか。まだ見えてないだけで、この先には檻が待ち受けてるかもしれないんだね。そうしたらまた僕は…」
「そうだね。本当の自由なんてものは、もしかしたらこの世にはないのかもしれない。それなら自由を求めることなんて無意味だと、君は思うかい?」
「僕はそうは思わない。だって檻から外に出たとき…僕は心から自由を感じることができた!世界はこんなに広いんだって感動できたもん!」
「…それならよかった。今の気持ちを決して忘れてはいけないよ?この先にどんな困難が待ち受けていたとしても。」
「うん。ありがとう、おじさん!」
こうして今日も僕は不自由の檻の中を自由に歩いていく。
はい!ということで自由をテーマに書いてみました!
小難しい話なんで小説風に仕上げてみたんですけど、伝わんのかなこれ笑
それではまた来週お会いしましょう!