サボってた過去のお前が悪い、
でも、今頑張っているお前は悪くない。
今、お前がこれだけ苦しんでるのは、
いままでさんざんためてきたツケを、
わずかな期間で返そうとしてるから。
苦しいよなー、マジで。
タイムマシンがあったら、
何も考えずボケーっと過ごしてたお前を、
絶対ぶんなぐりにいくよな。
正直いって、
お前が志望校に合格できるかは分からん。
もしかしたら、落ちるかもしれん。
でも、それは今のお前のせいじゃない。
俺はお前がめちゃくちゃ頑張ってきたのも知ってるし、
めちゃくちゃ成績が伸びたのも知ってる。
ほんまに成長したと思う。
もう別人かって、
そう思ってしまうくらいに。
だから、この苦境に立たされた怒りは、
ぜんぶ過去のお前にぶつけなさい。
お前のせいで、こんな苦しい思いしてんねん、って。
でもけっして、
いま必死で頑張ってるお前まで、否定したんな。
むしろ褒めてあげな。
過去の借金たくさん背負って、
よくここまできたなって。
ほんまによくやってるって。
そうやって自分を一生懸命応援して、
あと少し、必死でやってみな。
さっきも言ったけど、
合格するかどうかはわからん。
それでも、今やれることを、
必死になってやってみ。
今の俺が、過去の借金も全部返したるわって。
過去の俺の分までしゃーなしやったるわって。
そしたらね。
結果がどうあれ、
過去のお前らは、
今のお前にほんまに感謝すると思うで。
何もできなかった俺らのために、
ここまでやってくれて、ほんまにありがとうって。
不安なんか、これっぽっちも感じるな。
いまお前がやれることだけ、
集中してやればええ。
本番までにやることは、
1つでも多くの穴を埋めること。
ただそれだけ。
やりきりなさい。
お前のなかで、何かがきっと変わるから。
笑いなさい。
お前はすでに、たくさんのものを手に入れたんだから。
ひとりじゃないよ。
俺らが最後まで、そばにいるから。
さあ。
笑顔でフィナーレだ。