みなさん、ご機嫌よう。
幸せについて哲学する者、安部です。
唐突ですが、みなさん!
「あなたにとって幸せとは何ですか?」
という問いに対してどれだけ自信をもって答えられるでしょうか?
全く答えられないという人はほとんどいないと思いますが、
”自信をもって”答えられる人もまた少ないのではないかと思います。
「家族が笑顔でいること?」
「遊べる時間が多いこと?」
「お金に困っていないこと?」
「気の合う仲間に囲まれていること?」
「大きな家とかっこいい車を持っていること?」
それぞれの価値観によって、幸せの形も様々でしょう。
どれが正解で、どれが間違っているということもありません。
しかし、重要なのは
「それって本当に心の底から信じている幸せなの?」
ということです。
先日、僕が美容室で盗み聞きたまたま耳に入ってきた会話をお伝えしましょう。
~とある美容室にて~
美容師(以下、師)「最近、調子はいかがですか?」
お客さん(以下、客)「いやぁ仕事が忙しくてね。困っちゃうよ本当に。」(←おそらく社長っぽい)
師「休みとかも全然取れてないんですかね?」
客「そうなんだよ。道、間違えちゃったかなぁ。ほら、役所とかに勤めてれば定時で帰れるでしょ?いいよねー定時で帰って家族とのんびりしてさ。そういうの本当に憧れるよ。」(←失礼極まりない)
師「自由に時間が使えるっていうのは魅力的ですよね。」
客「そうそう。仕事ばっかりやってて何のために働いてるか分からないよ、もう。」
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師「そういえば、◯◯さん車買いました?」
客「そうなんだよ!やっぱり車はいいよね。」
師「さすがですね。」
客「平均よりは全然稼いでるしね。大きい家も建てたし、車は3台あるし、子どもも自由にさせてあげられてるし。僕は幸せ者だね。」
師「そうですね。うらやましいです。」
さて、僕はこの話を聞きながら、
「あーこの人も自己矛盾に苦しんでいるんだなぁ」
と思ったわけです。
「自由にできる時間を確保したい」
けど、
「お金を稼いで、家を建てて、車を買って、家族と暮らすことが幸せ」
つまり、
「自分の価値観を大切にしたい」
けど、
「世間一般(メディア)や周りの人間の言う”普通”はこうする」
に悩まされているんだなと。
(まぁもしかしたら冷やかしというかただの自慢かもしれませんけどね笑)
なぜこのような自己矛盾を生じるのか。
それは、他者(自分以外のすべて)の価値観を無条件に受け入れ、
本当は納得していない(価値を認めていない)にもかかわらず、
あたかも自分の価値観であるように振舞うから。
大切なのは、他者の価値観をちゃんと吟味し、分解し、
本当に自分にとって価値があると信じるものを取り入れること。
絶対的な価値観なんてものは存在しないのだから、
いつまでも育み続けること。
だと、僕は考えているんですけど、どうでしょうか!?
次回からも最近学んでいる哲学や歴史、文学のエッセンスを盛り込みつつ、
幸せについて哲学していければと思います。
あ!もちろん、大人気コーナー(だと信じたい!笑)の安部の◯◯編も
随時更新予定ですので楽しみにしていてください!
それではまた来週お会いしましょう!